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再生アートを紹介します。 (新たな役割を与えられた廃棄物)
2024.7.30
こんにちは。利用者です。
コラーレ富山は、解体で出た廃棄物を素材ごとに分別をしております。
その廃棄物を使用し、箱に閉じ込めたアート作品も制作しております。
ご覧いただけましたら幸いです。
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「再生アート」が誕生するまで
解体した建物から出た廃棄物は、かつては「何かしらの役割と意味」を持っていました。
その証拠に、廃棄物は「名前」を持っていました。
例えば、「柱」「窓枠」「箪笥」「おもちゃ」「花瓶」「かばん」「時計」「ビン」、、、、。
しかし、廃材になった途端に「名前」は失われます。
たんなる「物」になります。
物は、せいぜいが形状や「金属」「木」「ガラス」「革」などと材質名で呼ばれるくらいです。
この「物たち」に再度「役割と意味」を与えたく、箱に入れる。
これが「再生アート」です。
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「再生アート」の材料
解体工事現場で排出されました廃材の多くは、現場で材質ごとに大きく分別されたのち、中間処理場にやってきます。
弊社が所有している中間処理場で見つけました廃材だけを使用し作成した作品を「再生アート」と名付けました。
解体工事現場で分別収集しきれなかった混合廃物たちです。
イメージ画像
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混合物を素材ごとに分別します。
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分別された置き場から、気になる物を拾ってきます。
再生アートの作成者(以下再生アーティスト)さんにはすべてがお宝です。
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「再生アート」を部屋に並べる
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作品を紹介します。
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古き良き時代の野球です。
映画 「フィールド・オブ・ドリームス」に影響を受けました。
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黄色に凝っていたころの作品です。
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素材は全て多種多様、いろんな素材を箱に詰められています。
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モノトーンの背景が映えるかなと思いました。
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少年のワクワクと夢。
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左は物つくりを大切にするドイツを、右の二つは生き物をイメージして制作しました。
アップ写真を幾つか貼ります。
一言コメントを記します。
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スペイン、アンダルシアの街角。
焔に照らされて、フラメンコを伴奏するギタリスト。
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「右上の男、モテそう」。
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未来に向かって舞い上がる願い。
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力強い作品を目指して。
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こちらは曼荼羅研究家に寄贈しました。
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制作中、様々な形の素材を手にして「なぜこの物はこんな形をしているのだろうか」と考え込むことがあります。
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悪の世界に引っ張られないアトムです。
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昔遊んだキティ―ちゃんのTVゲームをクリアしたときの思い出に着想を得ました。
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昭和ですね。
時代物の廃材「1964 東京オリンピック」のポスターを活かしています。
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左は火星。みるからに暑そうです。
右は廃車。最近は中古車不足で価格高騰とか。
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「世界がいかに変化しようが、埋もれていると気楽」と思うことがあります。
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形と色合いが独特な木片を使って。
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赤に強烈な雰囲気を感じます。
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ピアノの部品(弦を叩くハンマー?)。
赤と緑のリズム。
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囚われのガンダム。
私も、何かに囚われています。頑なな自分自身にとらわれているだけなのかも。
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何にでも見えるのが面白いです。皆さんには何に見えますか?
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「日立製作所」の半世紀前の雑誌広告で見つけたコピー。
組織は原点の共有が大切ですね。
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スタイリッシュな雰囲気を狙いました。
類語は「おしゃれ」「シック」「ハイセンス」(?)。
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背景は、月面に初めて人類が降り立ったときの写真です。
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作っていたら、アンリ・マティスの「ダンス」みたいになりました。
→「wiki Dance (Matisse)」
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おとぼけ宇宙人。
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「扉の向こうに何が待っている?」がテーマです。
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こちらも、大好きな作品です。使い古した材質と色がたまりません。
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正面からは見えませんが、箱の右横にはウオッカの宣伝広告が貼ってあります。
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小学校の理科室。
ビーカー、分銅、ホルマリン、顕微鏡、目的不明の機器。
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素材を貼り付けず、あえて置いただけです。
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宇宙からのメッセージの受信機。
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これは、不要になった発泡スチロールを圧縮したものです。
光の透過と素材が味を出しています。まるでインテリアのようです。
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展覧会の開催
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再生アートの展示会やワークショップを開催したときの写真です。
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「役割と意味」よりも「好き」を大切に。
再生アートの意義について
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会社や家庭で、自分の役割にとらわれ過ぎていませんか?
ご自身が積極的に買って出た役割ならばまだよいのです。
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ところが、、、、。
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「会社や家族が貴方に求めている」と貴方自身が思い込んでいる役割。
この漠然とした役割を長く演じていますと、与えられた役割を果たそうと力んで疲れてしますね。
会社と家族の目が気になって、そのうちにご自身が操り人形のように感じることさえあります。
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そんな役割意識を捨てるには?
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一度、自分自身が選んだ「廃物」で「再生アート」を作ってみませんか?
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役割を捨てた廃材。
手に取ると落ち着いてきますよ。
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セルフカインドネスとは自分に優しくすること。
役割と意味が消えた「廃材」に、貴方だけの「役割」と「意味」を与えてください。
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