グローブバッグの除去の流れとは?工程を写真付きで解説〔富山のアスベスト除去会社ブログ〕

こんにちは~!富山のアスベスト解体工事会社エイキ(EIKI Inc.)です!

 

 

人体に有害な物質のアスベスト(石綿)を除去する際は、アスベスト建材の種類・現場の状態に応じた除去ツールが使用されます。

 

今回は、除去ツールの一つであるグローブバッグの除去工程を解説していきたいと思います。

 

 

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グローブバッグ工法の流れ

 

グローブバッグとは、手袋とバッグが一体化したアスベスト除去用のツールです。

 

そして、このグローブバッグを用いてアスベストを除去する方法をグローブバッグ工法といいます。

 

 

グローブバッグ及びグローブバッグ工法についての詳細はこちら↓

グローブバッグの各部分の役割を解説します!〔富山のアスベスト除去会社ブログ〕

 

 

それでは実際に、グローブバッグ工法の流れをアスベスト含有配管保温材(以下、保温材)の除去事例を基にご紹介。

 

グローブバッグ工法の流れは大まかに、以下の工程に分けられますので、順番に解説していきたいと思います。

 

※各項目をクリックするとその項目へスクロールします。

 

1.着工前現場の確認

2.工具の準備

3.グローブバッグ取り付け

4.湿潤化(飛散抑制剤散布)

5.除去

6.取り残しがない事の確認

7.飛散防止剤散布

8.グローブバッグ内の空気吸引

9.廃棄袋の切り離し

10.梱包

11.グローブバッグ撤去


1.着工前現場の確認

 

まずは着工前の配管の確認です。

 

アスベスト保温材除去現場となる配管

着工前配管。

 


2.工具の準備

 

次に除去作業で使用する工具の準備を行います。

 

以下の画像の工具を、グローブバッグの工具袋に入れました。

 

アスベスト除去で使用する工具のツカミ・ハサミ・たわし

除去で使用する3つの工具。

 


3.グローブバッグ取り付け

 

工具袋へ工具を入れたら、グローブバッグの取り付けです。

 

グローブバッグの透明な部分(以下、作業エリア)に配管を包み、テープで固定します。

 

グローブバッグを配管に取り付けている

グローブバッグを配管に取り付けている様子。

 

 

グローブバッグが取り付けられた配管

取り付けが完了したグローブバッグ。隙間がないよう、テープをしっかりと貼ります。

 

取り付け後、スモークテストを行って隙間の有無を確認し、問題がなければ次へ移ります。

 


4.湿潤化(飛散抑制剤散布)

 

湿潤化は、アスベストを濡らして飛散を抑制する作業です。

 

噴霧器から飛散抑制剤を散布するのですが、グローブバッグは密封された状態である為、このままでは散布できません。

 

そこで、グローブバッグにある挿入口という部分に穴を開け、そこから噴霧器のノズルを挿し込んでアスベスト保温材へ散布します。

 

グローブバッグの挿入口から飛散抑制剤を散布中

挿入口から噴霧器でアスベスト保温材に飛散抑制剤を散布している様子。

 

なお、挿入口から生じた隙間もテープで塞ぎます。

 


5.除去

 

飛散抑制剤を散布したら、いよいよ除去作業です。

 

グローブバッグの外から手袋を装着し、あらかじめ工具袋に入れておいた工具で配管にあるアスベスト保温材を除去していきます。

 

グローブバッグの手袋を外からはめてアスベスト保温材を除去

外から手袋を装着し、グローブバッグ内のアスベスト保温材を取り外し中。

 

除去したアスベスト保温材は下部の廃棄袋へ入れて、そのまま廃棄できる為グローブバッグから取り出す必要はありません。

 

そして、アスベスト保温材を取り除いたら、配管に残留している微量なアスベストの繊維をタワシ(またはブラシ)でしっかりと落とします。

 


6.取り残しがない事の確認

 

アスベスト保温材を全て除去したら、配管に取り残したアスベストがないかを確認します。

 

対象のアスベストが全て除去されているかチェック。

 


7.飛散防止剤散布

 

確認後、挿入口から飛散防止剤を配管へ散布します。

 

アスベスト除去後に飛散防止剤を散布

アスベスト保温材が取り除かれた配管に、飛散防止剤を散布中。

 


8.グローブバッグ内の空気吸引

 

続いて、グローブバッグ内の空気の吸引です。

 

グローブバッグ内の空気は、アスベストによって汚染されています。

 

なので、真空掃除機を使用して内部の空気を吸引し、アスベスト繊維を除去します。

 

グローブバッグ内の空気を真空掃除機で吸引

挿入口から真空掃除機のノズルを挿し込んで、グローブバッグ内の空気を吸引する様子。

 


9.廃棄袋の切り離し

 

内部の空気が抜けたら、上部の作業エリアと下部の廃棄袋を切り離します。

 

グローブバッグの作業エリアと廃棄袋を分離中1

1.結束バンドや、テープ等で作業エリアと廃棄袋の間を縛る。

 

 

グローブバッグの作業エリアと廃棄袋を分離中2

2.間をカッターで切断し、作業エリアと廃棄袋を分離させます。

 


10.梱包(袋詰め)

 

切り離した廃棄袋は、定められた2枚のアスベスト専用の廃棄袋(以下、専用廃棄袋)へ入れて二重梱包します。

 

アスベストの二重梱包(一重目)

一重目の梱包。切り離したグローブバッグの廃棄袋を、専用廃棄袋へ入れていきます。

 

 

アスベストの二重梱包(二重目)

二重目の梱包。一重目を密封し、2枚目の廃棄袋に入れていきます。

 

 

二重梱包した状態

二重梱包が完了した状態。1枚目・2枚目共に密封され、除去したアスベストを安全に運搬する事が可能となりました。

 


11.グローブバッグ撤去

 

最後に、残った作業エリアの部分を配管から取り外します。

 

取り外した作業エリアも廃棄袋と同様、専用廃棄袋で二重梱包です。

 

グローブバッグを配管から取り外している様子

作業エリアを取り外し、専用廃棄袋へ。

 

 

アスベスト除去後の配管

取り外した後の配管。アスベストが完全に無くなりました。

 

 

以上が一連のグローブバッグの除去工程です。

 

梱包された保温材は、処分場へ運搬され適正に処分されます。

 

 

グローブバッグによるアスベスト除去もエイキまで

 

今回はグローブバッグの除去工程についてご紹介させていただきました。

 

グローブバッグは除去対象となるアスベスト建材のみを包んで隔離する事で、隔離養生が難しい場所でも飛散させずかつ安全に除去できる優れた除去ツールです。

 

その長所を活かして、保温材以外のアスベスト建材除去にも応用できます。

 

 

富山のアスベスト除去工事会社のエイキは、グローブバッグによる除去経験も豊富です。

 

アスベストでお困りの際は、エイキにお任せください!(ご相談は無料です。)

 

 

 

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