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配管のエルボに使われていたアスベスト保温材について解説!〔富山のアスベスト除去会社ブログ〕
2025.7.18
こんにちは~!富山のアスベスト解体工事会社エイキ(EIKI Inc.)です!
今回は、配管のエルボに使用されていたアスベスト保温材について解説したいと思います。
配管にはグラスウール・ロックウール等の非アスベスト保温材が現在も使用されていますが、アスベストが規制されていなかった時代は配管のエルボの部分にアスベスト保温材が使用されていた事がありました。
何故、エルボにのみアスベスト保温材が使用されているケースがあったのでしょうか?
エルボとは・アスベスト保温材とは・そして使用されていた理由について、それぞれ解説いたします!
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配管のエルボとは?
配管のエルボ部。
配管のエルボとは、継手の一種です。エルボ(Elbow)は「肘」を意味し、その名の通り90°(または45°)に曲がったL字型をしています。
配管と言えば真っ直ぐに伸びた直管がイメージされますが、直管は真っ直ぐ故に方向転換する事ができません。
そこで、このエルボを直管と繋ぎ、エルボを介して直管が方向転換できるようになります。
エルボによって90°方向を変えた配管。
エルボを活用すると、あらゆる方向の配管を組む事ができます。
アスベスト保温材とは?
アスベスト保温材とは、アスベストを含有させて作られた保温材です。
これを配管に取り付ける事で、配管内に流れる液体や、気体といった流動体を外気の熱から守ります。
アスベストは加工性に優れている為、板や筒状に成形されたアスベスト保温材もあれば、粉末を水で練ってパテのように使う不定形なアスベスト保温材もあります。
アスベストは非常に丈夫な耐久性を持ち、耐熱性・耐薬性に優れている為、保温材としてはとても高性能。
しかし、アスベストの持つ人体への有害性が発見されると、アスベストは段階を経て規制されていき、現在では保温材を含め全てのアスベストの新規製造・使用が禁止されました。
発じん性について
アスベスト保温材の発じん性レベルはレベル2に分類され、最も発じん性の高い吹き付けアスベスト(レベル1)よりもワンランク下です。
配管の保温材は上からカバーや、ビニール等で覆われている為、劣化がない限り飛散する可能性は少ないとされています。
ただ、それでも保温材の形が崩れた際は吹き付けアスベストに匹敵する危険度を持つ故に、細心の注意は欠かせません。
使用されていたアスベストの種類
アスベストは基本的に6種類あり、その中でアスベスト保温材は主にアモサイト(茶石綿)が原料*¹です。
アモサイトはアスベストの中でも耐熱性がトップクラス。何と600°~800°までその形を維持できます。
高温になりやすい配管の保温材としては、まさに適当と言えるアスベストです。
しかし、アモサイトが人体に与える影響はとても高く、主にアスベスト製品の原料として使用される3種類*²の中で2番目に危険度が高い毒性を持ちます。
*¹他にもクリソタイルや、トレモライト・アクチノライトが原料として使われていた。
*²クリソタイル(白石綿)・アモサイト(茶石綿)・クロシドライト(青石綿)の事。
エルボにアスベスト保温材が使われていた理由とは?
エルボにアスベスト保温材が使われていた理由は、アスベスト保温材がL字型という複雑な形状にも対応できる為です。
前述の通り、アスベスト保温材には粉末を水で練って使う不定形な物があります。
これがまさにエルボに使用されていたアスベスト保温材である水練り保温材です。
エルボの形に合わせて水練り保温材を塗れば、隙間なく保温材を設置する事ができる為、グラスウール等に代わって使用されていました。
配管のエルボにはご注意を!
今回は、配管のエルボにアスベスト保温材が使われていた理由について解説させていただきました。
アスベストが規制される前に作られた配管には、現在もエルボにアスベスト保温材が残っている場合があります。
もしも配管のカバーが劣化し、保温材が見えてきたら検査・除去が望ましいです。
富山のアスベスト解体工事会社のエイキでも調査・除去を行っていますので、お気軽にお問い合わせください!
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