

事例紹介

アスベスト含有ケイ酸カルシウム板第2種の除去を行いました!〔富山のアスベスト除去会社ブログ〕
2025.6.13
こんにちは~!富山のアスベスト解体工事会社エイキ(EIKI Inc.)です!
本日ご紹介する施工事例は、ケイ酸カルシウム板第2種の除去工事。
ケイ酸カルシウム板についても簡単に解説しつつ、実際の除去事例をご紹介します!
★ご相談・お見積もりは無料です!富山をはじめとした北陸でアスベスト除去にお悩みの方、お気軽にお問い合わせください!
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ケイ酸カルシウム板とは?
積み重なったケイ酸カルシウム板。
ケイ酸カルシウム板は、二酸化ケイ素と酸化カルシウムを合成した化合物“ケイ酸カルシウム”を固めて板にした建材です。
ケイ酸カルシウムは略してケイカルと呼ばれる事もあるので、ケイカル板ともいいます。
※以下、ケイ酸カルシウムは”ケイカル”と表記します。
ケイカル板の特徴は不燃性に優れている他、軽量である点です。
その為、主に内装材や、耐火壁として使用されています。
現在のケイカル板にアスベストは含まれていませんが、過去には性能向上の為にアスベストが混ぜられていました。
なので、ケイカル板を対象とした作業を行う際にアスベストの含有が確認された場合は除去工事をしなければなりません。
工事前現場
それでは、ケイカル板の除去工事例をご紹介していきたいと思います。
今回、除去工事の現場となるのは電気設備室です。
現場では、束になったケーブルがコンクリートの壁・天井・床を貫通して別の部屋へと繋がっています。
壁を貫通しているケーブル。
こちらは天井。
そして床。
ここで、ケーブルの貫通部にご注目ください。
コンクリートとケーブルの間に、板が挟まっているのが確認できます。
各面の貫通部に必ずある謎の板。(赤矢印の箇所)
実は、こちらが今回除去するアスベスト含有ケイカル板となります。
ケイカル板が貫通部に設置されている理由は、防火の為です。
何らかの要因で電気設備室に火災が起こると、火がケーブルに燃え移りそのまま貫通部を伝って隣の部屋に燃え広がる危険性があります。
そこで、ケーブル貫通部に不燃性のケイカル板を設置する事で、火が別の区画へ広がらないようガードする役割があるのです。
除去作業
実際に除去作業を始めていきましょう。
今回除去するケイカル板は第2種なので、グローブバッグ工法で除去を行います。
ケイカル板第2種とは?
ケイカル板には第1種と第2種という区分があり、それによってアスベストレベルも変化します。
それぞれの違いは以下の通りです。
第1種・・・厚さ4mm~12mmで、重さは比較的重い。アスベストレベルは3。(飛散性が低い)
第2種・・・厚さ12mm~70mmで、重さは軽量。アスベストレベルは2。(飛散性がやや高い)
第1種は第2種より薄いですが質量がある分重く、主に内装材として使用されます。
第2種は軽いですが厚みがあり、耐火被覆材として使用されます。
グローブバッグの袋でケイカル板を含むケーブル貫通部周辺を包み、完全に密封します。
これによってケイカル板は外部と隔離され、除去中にケイカル板が破損しても飛散しなくなります。
グローブバッグによって包まれた床のケーブル貫通部。
グローブバッグによって包まれた床のケーブル貫通部2。
グローブバッグの中には外からはめられる手袋が付属しており、これを使って袋の外から除去作業が可能です。
ケイカル板の縁や、ケーブルとケイカル板の隙間埋めに使用されている充填材(耐火パテ)を撤去し、ケイカル板を取り外します。
なお、この充填材にも耐火性能を高める目的でアスベストが混ぜられていた事もありました。
充填材のアスベストについてはこちらをご参照ください↓
こうしてケイカル板が除去されたケーブル貫通部は、このようになります↓
ケイカル板除去後。
ケイカル板が除去された事で、塞がれていたケーブルの通り道である穴が現れました。
最後に、除去前と除去後を比較してみましょう。
ケイカル板の除去前後比較。
アスベスト含有ケイカル板は種類にご注意を!
本日は、アスベスト含有ケイカル板第2種の除去工事例をご紹介させていただきました。
上述の通り、ケイカル板は第1種と第2種が存在し、それぞれアスベストの飛散レベルも異なります。
特に第2種はアスベスト含有保温材と同じ高い飛散性を持つので、ケイカル板にアスベスト含有の疑いのある場合は決して触れようとせず、アスベスト専門の業者にご相談ください。
富山を拠点に活動する株式会社エイキも、アスベスト調査から除去まで承っております。
アスベストについて気になる点がございましたら、お気軽にご相談ください!
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