

事例紹介

吹き付けアスベストは鉄骨以外にも?福井での事例をご紹介!〔富山のアスベスト除去会社ブログ〕
2025.9.24
こんにちは!富山を拠点に北陸近郊エリアでアスベスト(石綿)の除去、解体を行っている株式会社エイキです!
「吹付けアスベスト」と聞くと、皆さんはどんな光景を思い浮かべますか?
多くの方が、工場の大きな鉄骨に、耐火材としてモコモコと吹き付けられている様子をイメージするかもしれません。
もちろんそれも代表的な例ですが、実はアスベストは、私たちが思う以上に様々な顔を持っています。
今回は、少し前に完了した福井県の現場から、「思い込み」の危険性と、正しい知識の重要性をお伝えしたいと思います。
★富山を拠点に北陸近郊エリアで活動中です!アスベストや解体を通して日本の建物老朽化問題解決を目指しています!
★アスベスト(石綿)における安全のため知っておきたい情報もブログにてまとめております!
コンクリート天井に直接吹き付けられたアスベスト
以下の写真は、福井県内のある公共施設で、私たちがアスベスト除去を終えた後の天井の様子です。
コンクリートの梁や天井面がむき出しになっているのがお分かりいただけると思います。
この現場では、鉄骨ではなく、このコンクリートの天井面に直接、アスベスト含有の吹付け材が施工されていました。
耐火だけじゃない、アスベストの意外な使われ方
なぜ、鉄骨でもないのに吹付け材が?と疑問に思うかもしれません。
アスベストが「奇跡の鉱物」と呼ばれた時代、その用途は耐火被覆だけではありませんでした。
優れた吸音性を活かして、図書館やホール、機械室などの「音響調整」のために使われたり、結露防止のために使われたりすることも多々あったのです。
今回の福井の現場も、まさにその一例。建物の用途に合わせて、鉄骨以外の場所にアスベストが使われていた、というわけです。
除去作業の心臓部、「隔離養生」の徹底
アスベスト除去で最も重要なのは、何と言っても「飛散させないこと」。特に吹付け材は、少しの衝撃でも繊維が舞いやすいため、厳重な管理が必要です。
これは、実際の作業空間の写真です。壁や床をビニールシートで隙間なく覆い、完全に隔離された空間を作り出します。これを私たちは「隔離養生」と呼んでいます。
写真の奥に見える白い箱は「負圧除塵機」という機械です。
常に中の空気を吸い出して、高性能なフィルターでアスベスト繊維をキャッチしてから外部に排気します。
これにより、室内の気圧を外部よりわずかに低く保ち(これを負圧といいます)、万が一シートに隙間ができても、空気が外から中に向かって流れるため、アスベストが外部に漏れ出すのを防ぐのです。
この徹底した環境の中で、専門の作業員が、防護服と呼吸用保護具を身につけ、吹付け材を丁寧に除去していきます。
撤去後の写真がこちらになります!安全対策を徹底し、無事故で終えることが出来ました。
富山~北陸近郊エリアの建物オーナー様へ
この福井の事例は、富山で建物をお持ちの方々にとっても、決して他人事ではありません。
「うちは鉄骨じゃないから大丈夫」「工場じゃないから関係ない」という思い込みが、最も危険です。
富山県内にも、アスベストが吹き付けられている建物はまだまだ存在します。
改修や解体を計画する際は、法に従い、必ず専門家による事前調査を行ってください。
富山県内はもちろん、北陸エリアで「これってアスベストかな?」と少しでも気になることがあれば、どんな些細なことでも構いません。
どうぞお気軽に私たちにご相談ください!
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