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明治の粋を今に注ぐ、金継ぎが魅せる青手古九谷の徳利
2026.7.2
こんにちは!富山県内全域で、皆さまの大切な思い出の品々を整理し、次の世代へと繋ぐお手伝いをしている株式会社エイキ リサイクル事業部です。
今回ご紹介するのは、明治25年(1892年)に購入された記録が残る、130年以上前の大変希少な「青手九谷の花唐草文徳利(二客セット)」です。

器のあちこちに美しく妖艶に輝く「金継ぎ(きんつぎ)」の跡が施された、歴史と粋が詰まった特別な酒器にほかなりません。
この時代物が持つ独特の魅力や日常での小粋な使い方について、ポイントを絞ってご紹介します。
■ 明治25年の景色を宿す「青手古九谷」と、傷を芸術に変えた「金継ぎ」

九谷焼のなかでも特に大胆な色彩で知られる「青手(あおで)」様式で、どこか異国情緒を漂わせる花唐草文が描かれています。
緑や黄といった九谷特有の濃厚な絵の具が盛り付けられており、130年前のものとは思えないほどの生命力を放つ意匠です。
何より見る者の心を捉えるのが、器の割れや欠けを漆と金粉で美しく修復した金継ぎの圧倒的な風格だと思います。

前の持ち主様が「傷ついてもなお手放したくない」と願い、職人に託して蘇らせた愛情の証が、一筋の純金のラインとして輝く一品です。
■ 現代の暮らしでどう使う?日常を格上げする粋なアイデア
これほど古い時代物となると扱いが難しそうに見えますが、現代の生活に素晴らしいアクセントを加えてくれます。

寸法は
高さ:約15.5cm
胴径:約8.0cm
二客セット(一対)になっているため、ご夫婦や大切なご友人と富山の美味しい日本酒を酌み交わす時間にぴったりです。
金継ぎの漆や金は繊細ですから、電子レンジや熱湯は避け、ぬる燗や冷酒で優しく愉しむのが長持ちさせるコツになります。
首が細く胴がどっしりとした形状を活かし、庭に咲いた季節の一輪をスッと活けるインテリアの花器としても大いに活躍するはずです。
■ 傷を愛せる贅沢。モノの終着駅を、新しい出発点に
「壊れたら捨てる」のが当たり前になりがちな現代だからこそ、傷を美として愛し、130年以上も受け継がれてきた存在は深く心に刺さります。
緑と黄色の鮮やかな世界に走る金継ぎの美しさは、傷のない新品には絶対に真似できない独特の空気感を持っているようです。
前の持ち主様が大切に守りたかったこの粋な世界観を暮らしに迎え、特別な日の晩酌や空間を彩る相棒として、新しい物語を紡いでみませんか。
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