映画『日日是好日（黒木華・樹木希林・多部未華子）』

こんにちは。

利用者です。

『日日是好日』という映画を観ました。

監督・脚本は大森立嗣。主役の典子役を黒木華、典子が通う茶道教室の先生役を樹木希林、典子と一緒に茶道教室へ通う従姉役を多部未華子が演じる。

大学生の典子（黒木華）は、突然母親から茶道を勧められる。戸惑いながらも従姉・美智子（多部未華子）とともに、タダモノではないという噂の茶道の先生・武田のおばさん（樹木希林）の指導を受けることになる。

・・・・ウィキペディア

お点前を学ぶことで、主人公の気持ちが落ち着いていくことを描いた2018年の映画でした。

『日日是好日』は、小道具として茶室に飾られた掛け軸に書かれていた禅語です。

日日是好日（にちにちこれこうにち、にちにちこれこうじつ、ひびこれこうじつ）は、禅語のひとつ。もともとは、唐末の禅僧雲門文偃の言葉とされ、『雲門広録』巻中を出典とするが、一般には『碧巌録』第六則に収められている公案として知られる。

日本語の禅語としては「にちにちこれこうにち」と読むのが正しいとされるが、「にちにちこれこうじつ」とする例もある。

 

・・・・ウィキペディア

さらに日日是好日の解釈としてウィキペディアには次の４つが書かれています。

１．表面上の文字通りには「毎日毎日が素晴らしい」。

２．毎日が良い日となるよう努めるべきだ

３．そもそも日々について良し悪しを考え一喜一憂することが誤りであり常に今この時が大切なのだ

４．あるがままを良しとして受け入れるのだ

私がびくっとした解釈は、４番の「あるがままを良しとして受け入れるのだ」です。

ロバート・ブラウニングの「春の朝」を思い出したからです。

 

時は春、
日は朝（あした）、
朝は七時（ななとき）、
片岡に露みちて、 　揚雲雀（あげひばり）なのりいで、
蝸牛（かたつむり）枝に這ひ、
神、そらに知ろしめす。
すべて世は事も無し。

最後の行「すべて世は事も無し。」が、「日日是好日」の４番の解釈「あるがままを良しとして受け入れるのだ」と似ていると感じました。

・「すべて世は事も無し」（春の朝）

・「あるがままを良しとして受け入れるのだ」（日日是好日）

どうでしょうか？

似ていませんか？

毎日、自分にとって良いことも悪いことも起きます。

とんでもなく悪いことも時には起きますね。

悪い出来事であっても「すべて世は事も無し」と受け入れること、

悪い出来事であっても「あるがままを良し」と受け入れること。

この受け入れ方によって、昨日を後悔せず、明日を心配せずに、

今日を好日として過ごせるのではないかと思いました。

また、心身の不調がある日でも、不調も含めて丸ごと「日日是好日」と思いたくなりました。

（難しいけど、、、、、）

最後に２点。

・ビートルズの「In My Life」と「A Day in The Life」も思い浮かびました。

・このブログでは、「誰にとっての好日なのか？」「誰にとっても好日なのか？」という観点については触れていません。

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