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【アンティーク豆知識】なぜ鉄瓶は蓋だけ銅製のものがあるの？
2025.8.30
こんにちは。富山県でリユースやリサイクルに取り組んでいる 株式会社エイキ（EIKI Inc.） リサイクル事業部です。
リサイクル事業部にはたくさんの骨董品や古道具が持ち込まれますが、その中でも根強い人気があるのが「鉄瓶（てつびん）」。
重厚感のある姿や、使い込むほどに深まる風合いが、国内外の愛好家に好まれています。
メルカリ「EIKI STUDIO」にて販売中です →https://jp.mercari.com/item/m42994772983
そんな鉄瓶について、お客様からこんな質問をいただきました。
「どうして鉄瓶の蓋って、銅でできているものがあるのですか？」
今回はこのちょっとした疑問に、私たちなりの視点でお答えしてみたいと思います。
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■ 鉄瓶の蓋が銅で作られるワケ
古い鉄瓶をよく見ると、鉄の本体に銅の蓋という組み合わせが多く見られます。
これは単に見た目の問題ではなく、いくつかの実用的な理由があると言われています。
1. 熱の伝わり方が違うから
銅は鉄に比べて熱の伝わりがとても早い金属です。蓋に銅を使うことで、湯気や熱がスムーズに抜けて、中の圧が高くなりすぎたり、お湯が吹きこぼれるのを防ぐ役割があります。
2. 鉄瓶にぴったり合う蓋が作りやすい
銅は柔らかくて加工しやすい素材なので、鉄瓶の口にきちんとフィットする蓋が作りやすいです。そのおかげで長く使っても蓋がガタつきにくく、しっかり閉まる状態を保てるというわけです。
3. 経年変化を楽しめる
銅は使い続けるうちに深みのある渋い色合いへと変化していきます。この変化がまた魅力のひとつで、鉄瓶の本体と一緒に「味わい」が増していきます。
■ 銅蓋の鉄瓶はリユース市場でも人気です
骨董品としても、銅の蓋が付いた鉄瓶は評価が高く、状態が良いものや有名作家の品は思わぬ高値がつくこともあります。
特に、蓋がオリジナルで残っていて、取っ手や注ぎ口に傷がないものは、海外のお客様にも人気があります。
■ 鉄瓶や銅製品のご相談もお気軽に
当店では、鉄瓶や銅製品をはじめとする骨董・アンティーク品の買取も行っています。ご自宅の整理などで「これ、どうなんだろう？」と迷うものがあれば、ぜひ一度お持ちください。
経験豊富なスタッフが、ひとつひとつ丁寧に拝見し、しっかり査定させていただきます。
■ おわりに
銅蓋の鉄瓶には、使いやすさ・丈夫さ・美しさといった魅力が詰まっています。昔の道具には、現代にはない知恵や工夫があって、本当に感心させられます。
「もう使わないかな」と思った古い道具も、誰かにとっては大切な一品かもしれません。捨てる前に、リユースという選択肢を思い出していただけると嬉しいです。
皆さまのご相談・ご来店、心よりお待ちしております。
株式会社エイキ リサイクル事業部
富山のリサイクル・骨董品買取は、ぜひ私たちにお任せください！
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