現代の違法解体と合法解体の違いについて〔富山の解体会社ブログ〕

2025年9月15日更新

こんにちは。富山の解体工事会社、株式会社エイキ（EIKI Inc.）です。

 

建物を解体すると聞くと、重機で一気に壊して、全部まとめて処分するイメージがあるかもしれませんね。

 

でも実は、解体方法にはいくつか種類があって、それぞれ法律や環境への配慮が大きく関わっているんです。

 

今回は、現在では違法である「ミンチ解体」と、現在では当たり前である「分別解体」の違いについて、分かりやすくお話ししたいと思います。

 

 

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ミンチ解体って、どんな方法？

 

「ミンチ解体」は、文字通り、建物の構造材をミンチのように細かく砕きながら解体していく方法です。

 

木材も、コンクリートも、鉄骨も、ガラスも、全部まとめて壊してしまいます。

 

この方法は、手作業がほとんどなく、重機だけでスピーディーに作業が進むので、工期が短くて済むというメリットがありました。

 

人件費も抑えられるので、安く解体できる方法だったんです。

 

しかし、廃材のほとんどがそのまま埋め立て処分されてしまい、環境に大きな負担をかけてしまうという問題がありました。

 

 

 

 

現代の当たり前、「分別解体」とは？

 

これに対して、「分別解体」は、建物を壊していく過程で、出てくる廃材を一つひとつ丁寧に分けていく方法です。

 

まず、窓ガラスや内装、設備などを手作業で取り外します。

 

それから、木材、コンクリート、鉄、プラスチックといった素材ごとに分けていきます。

 

その後、建物の構造体を重機で壊し、基礎部分も材質ごとに分けていきます。

 

手間も時間もかかりますが、こうしてきちんと分別することで、廃材をリサイクルしやすくなります。

 

地球にやさしい、現代の解体方法なんです。

 

 

 

 

「ミンチ解体」はもうできない？

 

「ミンチ解体」は、もうできません。

 

「ミンチ解体」が主流だった頃は、解体工事で出たゴミのほとんどが、そのまま最終処分場に運ばれて、埋め立てられていました。

 

このままでは環境問題が深刻になってしまいます。

 

そこで、国は2000年に「建設リサイクル法」という法律をつくりました（完全施行は2002年）。

 

この法律によって、特定の建物を解体する際には、コンクリートや木材などの資材を必ず分別し、リサイクルすることが義務付けられたんです。

 

つまり、今では「ミンチ解体」は法律違反。

 

すべての解体工事が「分別解体」でなければならないんです。

 

「ミンチ解体」はたしかに安く済みましたが、環境問題や法律を考えると、もう選択肢にはありません。

 

現代の解体工事は、地球にやさしい「分別解体」が基本なんです。

 

 

まとめ

 

一昔前の「ミンチ解体」と、現在の「分別解体」には、環境に対する意識や法律の変化が大きく関わっています。

 

私たちは、法律をしっかり守り、環境に配慮した「分別解体」を徹底しています。

 

解体工事を通して、私たちが暮らす地元・富山と社会に貢献することが、私たちの使命だと考えています。

 

解体工事について、分からないことや不安なことがあれば、いつでもお気軽にお問い合わせください。

 

 

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