2017.06.30
解体時の近隣住民への事前挨拶の方法はどうすればいいのかをご説明します!
こんにちは。
富山県の解体工事会社、エイキです。
・「解体工事の前にどのように近所に挨拶したらいいのだろうか?」
・「近所といっても何軒の家に挨拶をすればいいの?」
・「挨拶でどんなことを伝えたらいいの?」
このようなご質問を受けることがたびたびありますので、今回は近隣への挨拶についてご案内いたします。
解体工事は近隣に迷惑をかける!
解体工事には、騒音・振動・粉じんがつきものです。
近隣にご迷惑をおかけしないように心して工事をしますが、 必ず騒音・振動・粉じんが多かれ少なかれ出てしまいます。
重機の取り扱いを丁寧にしても、騒音と振動が出ますし 養生をしっかり行い散水で粉じんの飛散を防いでも、多少のホコリが飛びます。
また、廃棄物を運ぶ収集運搬車は生活道路をふさぐことになります。
・「早朝から工事が始まって寝不足だ」
・「洗濯物にほこりがついた」
・「いつも通っている道にトラックが停まっていて遠回りしなければいけない」
このように、日々の生活で困ることが生じ 解体工事は必ず近隣にご迷惑をおかけすることになるのです。
弊社といたしましても、近隣の皆さまには申し訳なく思っております。
事前挨拶の重要性
ここで大切になってくるのが 近隣への事前挨拶です。
近隣の方に工事内容と日程をお知らせするとともに 施主と業者の気持ちを直接お伝えすることが大切です。
もしも、この挨拶がないかあるいは不十分なものであったならば 一般的な解体で発生してしまう通常レベルの騒音・振動・粉じんであっても 近隣からクレームを受けがちです。
逆に事前に丁寧な挨拶があれば 多少ご迷惑をおかけしても「お互い様」と思ってくださるものです。
例えば、粉じんが舞いそうな日には、洗濯干を控えてくださったり 騒音がピークになる日には外出なさったりしてくださいます。
業者は近隣の皆さんに充分に気を遣って工事を行いますが ある程度の我慢についてはご理解をいただかなくてはなりません。
事前挨拶は、 「ご迷惑をおかけすること」 「ご辛抱いただくこと」 これらのことに、ご理解を頂戴するために避けては通れないことなのです。
一人で挨拶をするのですか?
施主さんと業者と一緒に伺うのが望ましいです。
遠方にお住まいの場合は、業者だけが挨拶することも多いです。
挨拶時に工事内容や日程を近隣の方から尋ねられた場合には 業者が答えることになりますが、施主さんもその場にいることで お互いの情報共有がはかれます。
ひとつ、気を付けなければならないのは 施主さんと業者の言い回しによっては 近隣の方が趣旨と異なった意味で受け取り、誤解されることがあるということです。
工事が始まってから「あの答えはそういう意味ではなかった」 というトラブルを避けるためにも可能な限り 施主さんと業者さんと一緒に挨拶回りをなさることをお勧めします。
挨拶はどんな範囲の家にするのですか?
向こう三軒両隣の5軒、および裏手のお家(下の絵で黄色)には最低ご挨拶しましょう。
さらに、収集運搬車や重機で生活道路をふさぎ遠回りをせざるをえなくなる可能性も考え 道路を同じくするご近所さん(青色)にもご挨拶をなさることをお勧めします。
まれですが、お住いの地域の慣習によっては 町内の班長さんへもご挨拶した方がよろしいこともあるかと思います。
「家にまで挨拶に来る必要はない。時間がとられてかえって迷惑だ」 と思う方はそういらっしゃいません。
ご迷惑をかける可能性がある家を想像し それらの家にはご挨拶なさるのがよろしいでしょう。
不仲な近隣の方、いままで関りがなかった近隣の方もいらしゃると思います。 そんな方々への挨拶は億劫になってしまいますね。
しかし、万が一トラブルになってからでは交渉が更に面倒になります。 未然に充分な挨拶をしておきましょう。 一瞬の事前挨拶がトラブルを回避します。 業者と一緒に挨拶をすれば、思うより気が楽だと思いますよ。
もちろん、ご要望いただきましたら、業者だけで事前挨拶に行きます。
挨拶のタイミングと手土産について
工事の10日~1週間前くらいが無難かと思います。 もし相手がご不在の場合は、「解体工事の内容とお願い」の文書をまずは投函し 後日ご挨拶に伺うとよろしいでしょう。 書面だけでなく直接顔を合わせてお話することで こちらの事情を伝えやすく相手の信頼感を得ることができるので ご理解を得やすくなります。
手土産は必ずしも必要ではありませんが 失礼だと思われないようご用意をお勧めします。
タオル・洗剤・大げさでない程度のお菓子など 簡単なお品がよろしいです。 のしをつけるならば、外のしで「ご挨拶」ですが そのあたりは地域の風習に合わせましょう。
なお、細かな部分ですが、業者が持参する手土産と重ならないように 事前に業者に相談なさるとよいでしょう。
挨拶するときに伝えることは何ですか?
まずは口頭で、解体工事中のご迷惑へのお詫びと、ご協力のお願いを伝えます。
そして、「解体工事の内容とお願い」を盛り込んだ文書を渡します。 この文書は業者が用意してくれるケースが多いです。 その際、文書に沿って業者が工事内容と日程について説明してくれます。
文面については特に決まりはありませんが、以下の内容がよろしいでしょう。
1、ご迷惑をかけることに対するお詫びと、ご協力へのお願いを簡潔な文章で 。
2、工事名称 (〇〇邸解体工事)
3、工事場所 (解体地の住所)
4、発注者 (施主の氏名)
5、工事期間 (着工予定日と完工予定日。悪天候を想定し完工予定日は遅めに記すケースがあります)
6、工事時間 (工事開始時刻と工事終了時刻)
7、休日 (例えば、土日祝日など)
8、施工業者 (会社名・住所・担当者名・連絡先電話番号)
なお、近隣からの問い合わせに備えるため 工事責任者である担当者名と連絡先電話番号の明記が大切です。
今回は細かく書きすぎましたが、 まとめますと、事前挨拶に大切なのは次の2点です。
「ご迷惑をかけるお詫びとご協力のお願い」という気持ちと、 「数十分の事前挨拶がクレームを減らす」という考え方です。
当社では、事前のご挨拶を大切にしております。 解体でお困りの方はぜひ一度エイキへご相談ください!!
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