解体工事でも活躍!高所で作業するために使われる高所作業車とは?

こんにちは~!富山市の解体工事専門店のエイキです!

 

地上から高い位置にある場所で作業するには複数の方法があります。

仮設足場を組み立てたり、台を使ったり、機械を使う等々・・・今日では様々な方法で高所作業が行われている事でしょう。

 

今回は数ある高所作業の方法の一つ、高所作業車についてと、富山の解体工事で活躍する高所作業車の姿をご紹介していきたいと思います!

 

 

高所作業車とは?

 

高所作業車

トラック式の高所作業車。荷台に背負われたブームが特徴的。

 

高所作業車とは、その名の通り高所での作業を行えるように特化した車です。

作業床と昇降装置で構成されており、動力を用いた昇降装置が動くことで作業床が上下に(昇降方式によっては左右にも)移動します。

車の一種なので走行も可能ですが、走行方式がトラック式以外の種類は公道を走る事ができません。

 

高所作業車の役割は主に設備の点検・取付等です。

よく、電線工事で作業床に乗る人の姿をお見掛けになる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

高所作業車には様々な種類があり、種類によって昇降方式と走行方式が異なります。

 

 

昇降方式

 

昇降方式とは、作業床の移動方法です。

高所作業車における昇降方式は大きく分けて2種類あり、ブーム式垂直昇降式に分けられます。

 

 

ブーム式

 

高所作業車のブーム

高所作業車と言えばながーいブーム。

 

ブームとは、本体と足場の間にある棒状の部分です。

油圧ショベルでいうアームの部分になり、このブームが真っ直ぐ伸びたり、曲がったりすることで高所への作業を可能にします。

 

ブーム式は更に細かく分けられ、以下の3種類に分けられます。

 

・屈折型

ブームが複数あり、関節によってブームの角度を曲げる事が可能です。

これにより、障害物を避けながら作業地点に接近できます。

 

・伸縮型

格納されているブームをアンテナのように伸ばして昇降します。

アームが一直線に伸びるため、場所を取らずに作業をする事が可能です。

 

・混合型

屈折型と伸縮型のハイブリッド。屈折型と伸縮型を合わせる事でより複雑な作業ができるようになります。

 

 

垂直昇降式

 

垂直昇降式の高所作業車

垂直昇降式(シザース型)。シザース型は交差した4本の支柱に支えられているため揺れに強く安定感があります。

 

垂直昇降式はその名の通り、作業床が垂直に昇降する種類です。

ハサミ、またはパンタグラフのような形が連結して昇降するシザース型や、格納された柱が垂直に伸縮するマスト型等があります。

 

 

走行方式

 

走行方式とは、車体の移動方法です。

高所作業車における走行方式は大きく分けて2種類あります。

 

 

トラック式

 

トラック式高所作業車

トラック式高所作業車。街中でよく見かけられます。

 

トラック式は自動車のトラックに昇降装置を取り付けた種類です。

トラック故に公道を移動する事ができるので、公道での作業や現場が遠い際に向いています。

 

 

自走式

 

自走式は昇降装置自体にクローラまたはホイールが取り付けられた、自走可能な種類です。

公道は走れませんが小型であるものが多く、屋内での作業に適しています。

 

移動速度は非常にゆっくりで、時速約1~5km/hで走ります。

 

クローラ式(自走式)高所作業車

クローラ型。戦車や、トラクター等と同じ無限軌道のため不安定な地面に対しても優れた安定性を持ちます。

 

 

ホイール式(自走式)高所作業車

自動車と同じくタイヤ4輪で走るホイール型。クローラ式に比べて不安定な地面の移動は不向きな反面、地面への負担が少なく小回りもききやすいです。

 

 

高所作業車は解体工事でも活躍中!

 

各設備の点検・取付等で活躍する高所作業車ですが、実は解体工事でも活躍しております。

実際に、富山市を中心に活動する解体工事専門店のエイキが高所作業車を使用した施工事例をご紹介します!

 

 

看板解体工事

 

伸縮式ブームの高所作業車を使って看板を解体中

 

ブーム式(伸縮型)のトラック車による看板解体工事です。

看板を解体する際は仮設足場が必要になりますが、現場にクレーン車と高所作業車が入れる程のスペースを確保できれば仮設足場なしで解体作業に取り掛かれます!

 

 

車庫解体工事

 

垂直昇降式(シザース型)の高所作業車で車庫の屋根を解体中

 

垂直昇降式のホイール車による車庫解体工事です。

天井等の、少しだけ高さが欲しい解体工事ではコンパクトな自走式が活躍します。

 

 

アスベスト除去工事

 

垂直昇降式(シザース型)の高所作業車でアスベスト除去工事(グローブバッグ工法)

 

垂直昇降式のクローラ車によるアスベスト除去工事です。

ドアよりも高い位置にある配管のアスベストを、グローブバッグ工法で除去する際に使用しました。

 

グローブバッグ工法についてはこちらをご覧ください→アスベスト保温材の除去方法の一つ、グローブバッグ工法とは?

 

 

まとめ

 

高所作業車は設備の点検・取付に使用される他、解体工事でも活躍する車です。

様々な昇降方式・走行方式があるため、あらゆる現場に対応できるのも魅力的ですね。

 

しかし、高所で作業をするという事から、常に危険と隣り合わせでもあります。

事故から作業員を守る安全機能が高所作業車には備え付けられていますが、工事の際は地形と風向きを把握し、安全に作業できるようにしなければなりません。

 

 

 

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