2023.06.01
石綿が漏洩しないか検査する発煙道具「スモークテスター」とは?
こんにちは~!富山市のアスベスト除去工事店のエイキです!
アスベスト(石綿)の繊維はとても細かく、その大きさは髪の毛の1/5000と言われています。
なので、除去工事をする際は繊維が外部に漏れない様にする隔離養生が必要です。
隔離養生はプラスチック製の養生シートを部屋全体(アスベストがある部分以外)に隙間なく張り付ける作業で、アスベストの飛散・付着を抑える効果があります。
隔離養生が適切に行われたかを確認するには目視・触診による方法や計測機器での確認の他、スモークテスターによる検査があります。
今回は、このスモークテスターによる検査ついて解説していきたいと思います。
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スモークテスターとは?
煙を出す道具「スモークテスター」のイメージ。
スモークテスターとは、養生された除去作業場に白煙を出して漏洩の有無や気流の方向を検査するための道具です。
スモークテスターから出された白煙は肉眼では見えない空気を疑似的に可視化させる事ができるので、養生がしっかりとされているか調べる事ができます。
スモークテスターで分かるものは以下の3点です。
1.養生シートからの漏洩の有無
2.負圧除塵装置からの漏洩の有無
3.気流の方向確認
それでは上記の3点を詳しく解説していきたいと思います。
1.養生シートからの漏洩の有無
冒頭の通り、隔離養生では部屋を養生シートで密閉し、アスベストの細かな繊維が外部へ漏れないようにしなければなりません。
この際、スモークテスターから白煙を出す事によって養生に漏れがないかを調べる事ができます。
養生に漏れがある場合、作業場外の周辺が煙で白くなるのでどこに隙間が空いているかが一目瞭然です。
2.負圧除塵装置からの漏洩の有無
負圧除塵装置。
負圧除塵装置(読み:ふあつじょじんそうち)は、アスベストで汚染された空気を綺麗にして外部へ排気する装置です。
養生が完了した後、負圧除塵装置がしっかりと粉じんを吸い込み空気を綺麗にしているかを検査するため、粉じん濃度のチェックをします。
粉じん濃度が下がっていれば正常に稼働している事になりますが、濃度が下がっていない場合には負圧除塵装置に漏洩があると考えられ、この漏洩箇所を特定するためにもスモークテスターによる検査を行います。
負圧除塵装置をスモークテスターで検査している様子。
3.気流の方向確認
除去作業場の入口で発煙し、気流の方向を確認している様子。
通常、除去作業場内は負圧の状態になっています。
これは作業場内を外部よりも低い気圧(負圧)にすることで、作業場内の空気が外部へ漏れるのを防ぐ事ができるのです。(空気は正圧*¹から負圧へと流れていくため。)
ここではこの負圧の状態を確認するために作業場の入口(セキュリティーゾーン)から白煙を出して、煙が正常に作業場へと流れていくかを検査します。(気流の方向確認)
*¹正圧(読み:せいあつ)・・・気圧が高い状態のこと。
まとめ
スモークテスターは白煙で空気を可視化させ、漏洩の有無や気流の方向を確認するための検査道具です。
特に負圧除塵装置はアスベストの無い綺麗な空気を外部へ排気しなければならないため、漏洩があった場合はしっかりと検査を行う必要があります。
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