壁や天井に使われたアスベスト入り石膏ボードについて解説!

こんにちは~!富山市のアスベスト除去工事店のエイキです!

 

耐熱性・耐薬性に優れたアスベスト(石綿)は、様々な製品に使用されていました。

しかし、アスベストの細かな繊維が肺に侵入すると重篤な病気を引き起こしてしまうため、現在は全面禁止となっております。

 

そんなアスベストですが、実は天井でよく見かける「石膏ボード(読み:せっこう)」にも使われた過去があるのです。

今回は、石膏ボードに使われたアスベストについて、富山市のアスベスト除去工事店のエイキが解説していきたいと思います。

 

 

石膏ボードとは?

 

建物の内装材として使われている石膏ボード。(写真はアスベストではありません。)

 

石膏ボードとは、二枚の厚紙の間に石膏を挟み込んだ板のことをいいます。プラスターボードとも呼ばれますね。

耐火性・遮音性・断熱性等に優れ、加工もしやすいので壁・天井等の建材として幅広く利用されています。

 

「石膏」は名前の通り、元々は鉱物の一種です。

加熱し、粉末となった状態のものに水を加えると再び固形化する性質があるので、様々な形に成形することができます。

 

 

アスベストが使われた石膏ボード

 

天井に貼られたアスベスト含有石膏ボードの一種、ジプトーン。シマウマのような表面が特徴です。

 

アスベスト含有石膏ボードは、主に1970年~1986年の間に製造され、建物の天井材や壁材として利用されていました。

そのため、古い建物には当時製造された石膏ボードが現在まで残っていることもままあります。

しかし、石膏ボードを始めとしたアスベスト成形板は、通常の使用でアスベストが飛散することはかなり低いと考えられ、1~3ある発じん性レベルの中でも一番低いレベル3です。

また、アスベストの種類もクリソタイル(白石綿)という、毒性が比較的低い種類が使われ、石膏ボード中の含有率はいずれも1~2%程度、多くて5%となります。

 

なのでアスベスト含有石膏ボードの飛散性は、吹き付け材等に比べると低い方です。

ですがボードを破損・粉砕する等で形が崩れると粉じんが発生しますので、取り扱いには十分注意しましょう。

 

 

まとめ

 

今回は、アスベスト含有石膏ボードについて解説させていただきました。

石膏ボードは壁・天井材として非常に優れた建材ですが、アスベストが含まれた石膏ボードも存在します。

現在製造されている石膏ボードは無石綿化されているため、新たにアスベスト含有石膏ボードが使用されることはありません。

ですが、昔の古い建物には当時製造されたものが壁・天井材として残っている場合があります。

通常の使用で飛散する可能性はかなり低いですが、万が一除去する際はアスベスト専門業者に依頼しましょう。

 

富山市のアスベスト除去工事店のエイキでは、富山市を始めとした富山県のアスベスト除去工事を承っております。

お気軽にご相談ください。(相談は無料です。)

 

 

 

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