2023.02.04
ダクトに使われていたアスベスト含有ガスケットとは?
こんにちは~!富山市のアスベスト除去工事店のエイキです!
今回も富山市の現場で撮影した写真共に、アスベストについてご説明します。
空調・排煙・換気などの目的で設置される空気の通り道、ダクト。
そのダクトにも、過去にはアスベスト(石綿)製品が使用されていました。
厳密にはダクトではなく、ダクトの接続をサポートするガスケットにアスベストが含まれています。
今回は、ダクトに使われているアスベスト含有ガスケットについてお話します。
ダクトの仕組み
ダクト(角ダクト)。
ダクトは、一定の長さの管と管が繋がって構成されています。
ダクトの両端には、フランジという出っ張った接続部があり、ダクト同士を繋げる際はこのフランジをボルト等の金具で固定し、接続します。
ダクトのフランジ。
しかし、ただフランジ同士をくっつけるのみではフランジの間にわずかな隙間が生まれ、そこから空気が漏れかねません。
そのためフランジ同士をくっつける前に、あらかじめ片方のフランジの面にガスケット(パッキンとも)という、伸縮性のあるシール材を貼り付ける必要があります。
このガスケットをフランジの面に貼ってから接続すると、本来できるはずの隙間を柔らかいガスケットが埋めて気密性のあるダクトにしてくれるのです。
アスベスト含有ガスケット
ダクトの接続をサポートするガスケットですが、実はアスベストが含まれていた過去があります。
アスベストが持つ優れた耐熱性・耐薬性・耐久性を活かして作られたガスケットはとても性能が高く、アスベストの使用・製造が禁止された2006年以降も、2012年まではガスケット製造の禁止が猶予されていました。
(現在は、代替品の登場により、製造禁止となっています)
ガスケットに使われたアスベストは主にクリソタイル(白石綿)という、比較的毒性の低い種類が使われていますが、稀に毒性がトップクラスのクロシドライト(青石綿)という種類も使われていることがあるので注意が必要です。
フランジの間に挟まれたガスケット。綿のような物がフランジから少しはみ出ています。
アスベスト含有ガスケットの危険性とは
アスベストは小さな粉じんとして空気中に漂い、それを人が吸引することで人体に重篤な健康被害を引き起こす危険なもの。
そのアスベストがガスケットとしてダクトのフランジに使われているということは、「フランジの数だけアスベストも存在=それだけ危険が多い」ということに。
しかし、ガスケットとして使われているアスベストは通常の状態で飛散することはないとされ、非飛散性アスベスト(レベル3*¹)に分類されています。
ただ、劣化や破損などによる飛散は十分考えられ、種類によってはアスベストを多く含むガスケットもあるので、対策をせずに除去するのは大変危険です。
*¹・・・アスベストには3段階の発じん性があり、レベル3<レベル2<レベル1の順で高くなる。
天井に並ぶ二つのダクト(場所:富山市)。建物の奥まで続いているので、その分フランジも多いです。
まとめ
アスベスト含有ガスケットはその性能の高さから、様々なダクトに使われていました。
富山市を中心に活動するアスベスト除去工事店のエイキでも、多くのガスケット除去のご依頼を頂いております。
飛散性の少ないアスベスト製品ですが、万が一発見された場合はお近くのアスベスト除去店へご相談ください。
(エイキでは富山市を始めとした富山県内のアスベストについて、無料のご相談を受け付けております。)
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