2022.03.22
廃棄物で作るアート『スクラップアート』黒い虫編
こんにちは。
廃棄物で作るアート作品、「スクラップアート」の第六弾をご紹介させていただきます。
スクラップアート作品10：サソリ
本日ご紹介するのは、サソリです。
サソリは、尻尾に毒針を持つ虫で、この毒針を使って獲物を捕らえたり、敵から身を守ったりします。
猛毒を持つ危険な生物と思われがちですが、実際は人命に関わる毒を持つサソリは世界的に見ても少数しかいません。
しかし、毒性が低くても稀に刺されたことによってアナフィラキシーショックを引き起こす場合がありますので注意しましょう。
さて、今回の作品はコンセントに挿すプラグを中心に制作しました。
ロボットプラモデルの胸部をサソリの上半身に使い、プラグで鋏を再現しております。
サソリの下半身には分解した二つのプラグの左右に、挿す時の金属突起を張り合わせ、ネジで繋ぎました。
これにより、腰を曲げる事ができます。
サソリの特徴でもある尻尾はプラグのコード、毒針はロボットプラモデルのパーツ（何の部分かは分かりませんでした）です。
最後に８本の足を針金で作り、仕上げに黒のカラースプレーを施して完成となります。
（実は、このカラースプレーも廃材として回収された物でした。）
スクラップアート作品11：アリ
続いてご紹介するのは、アリです。
アリと言えば、道端で見かける小さな昆虫ですね。
小さな体ですが、ハチとは親戚関係にあります。
今回は、第二弾で使用したラジコンカーからモーターを拝借し、アリの胸部に使用しております。
腹部は、生コン車*¹型ミニカーのドラム、足は針金です。
そして、頭部には南京錠を使用しました。
*¹生コンクリートを運ぶ車。車体の後部に積まれた楕円形のドラムには生コンが入っている。
仕上げに、サソリと同じくカラースプレーで塗装すれば完成です。
アリは自然の解体屋さん
アリは自然界では分解者としての役割を担っており、他の生き物の亡骸や食べ物をエサにする為それらを解体します。
そして、解体されたエサは巣に運ばれるので、その場を片づけてくれるのです。
“解体”は、自然界でも人間界でも大切な役割を持ち、もしも欠けてしまうことがあれば環境悪化に繋がります。
エイキでは、解体を通じて人や自然の手助けをしていけるよう、努めていく所存です。
それでは、ご覧いただきありがとうございました。
過去のスクラップアートはこちら↓
４．廃棄物で作るアート『スクラップアート』プラモ・ランナー編
５．廃棄物で作るアート『スクラップアート』プラモ・ランナー編２
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