2023.03.10
【アスベスト×セメントの煙突】石綿セメント円筒とは?
こんにちは~!富山市のアスベスト除去工事店のEIKI Inc.(エイキ)です!
アスベスト(石綿)は、酸・アルカリ等の薬品に強く、耐熱にも優れた非常に丈夫な鉱物です。
その鉱物を加工することで、耐久性の高い製品が作られ、世に出回りました。
しかし、肺に重篤な病気を発生させることが判明してから、国内では全面禁止となっています。
今回は、アスベスト製品の一つである「石綿セメント円筒」について、解説していきたいと思います。
石綿セメント円筒とは
壁の中から出てきた4本の石綿セメント円筒。こちらは煙突として使われていた物。
石綿セメント円筒とは、アスベストとセメントを混ぜて作られたパイプ状の建材です。
アスベストが持つ耐熱性・耐薬品性等の優れた能力を活かし、1937年~2004年の間に煙突・臭気抜き・給水管・排水管として製造されていました。
現在はアスベスト製品の製造が禁止されているため、石綿セメント円筒も新しく製造されることはありませんが、禁止される前に製造された石綿セメント円筒は今もなお現存しています。
弊社エイキでも石綿セメント円筒の除去依頼を頂くことがあり、富山市で承った円筒の除去工事では、古い校舎の壁に埋め込まれている事がよくありました。
キャップで塞がれた箇所には石綿セメント円筒が埋め込まれています。(富山市某校舎)
石綿セメント円筒の危険性
石綿セメント円筒はアスベストを含んでいるものの、アスベスト製品の中では飛散性が低い方です。
レベル1~3まである発じん性レベルも一番低いレベル3(非飛散性)に設定されており、直接壊すようなことがない限り飛散することはほとんどありません。
逆に、解体工事等で壊れる恐れがある場合は除去工事をする必要があります。
石綿セメント円筒の主なアスベスト成分は、クリソタイル(白石綿)という種類のアスベストです。
クリソタイルはアスベストの中でも比較的危険性が低い種類ですが、他のアスベストの例に漏れず病気の原因となるので、除去業者以外の人が触れたり除去したりするのは大変危険です。
石綿セメント円筒の除去工事
実際に、富山市のアスベスト除去工事店エイキが行った石綿セメント円筒の除去工事を、簡潔にご紹介します。
こちらが今回ご紹介する現場です。
レンガの煙突の中に石綿セメント円筒が埋まっているので、それを取り出していきましょう。
まずは煙突の養生です。
鉄パイプで骨組みを作り、養生シートで個室を作っていきます。
今回の現場は煙突が複数あるので、一本ごとに養生します。
続いては、チッパーという機械でレンガの壁を壊す作業です。(斫り)
壁の中には石綿セメント円筒が埋まっているので、円筒に当たらないよう気を付けながら壊していきます。
チッパーで壁を壊すと、石綿セメント円筒が出現。
出てきた円筒を飛散防止剤の散布で飛散しないようにし、円筒を取り外します。
円筒を取り外した状態です。
石綿セメント円筒を写真右のアスベスト廃棄用の袋に梱包し、周囲のコンクリート片を掃除すれば除去工事完了です。
廃棄袋は、管理型処分場へ運搬された後、適切に処分されます。
まとめ
石綿セメント円筒は、アスベストの耐性を活かした優れる製品ですが、人体に有害である以上は取り扱いに注意する必要があります。
通常は飛散性がほとんどないものの、破損等による飛散は十分考えられるため、解体工事等で撤去する際は必ず除去工事をしなければなりません。
その用途から壁や地中に埋まっていて人目に付きにくい製品なので、古い建物をリフォーム・解体する際はお近くのアスベスト調査業者に依頼しましょう。
富山市のエイキでもアスベスト調査から除去工事まで受け付けておりますので、富山市でアスベストにお困りの際はエイキにご相談ください。(ご相談は無料です。)
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