2017.12.06
iPhoneの解体ロボット「Liam」
スマホで有名なAppleは、毎年リサイクルされるiPhoneを解体して分別するロボットをもっています。
解体というテーマで面白いと思ったので
私たちエイキの行う「解体」とは直接関係はありませんが、今回取り上げてみました。
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圧倒的人気を誇るiPhone。使われなくなったiPhoneはどうなるのか?
毎年iPhoneが発売されると物凄い勢いで売れますね。
先月発売されたiPhoneXも予約状況が混んでおり、1ヶ月待ちだそうです。
スマホの乗り換えの平均期間は1年から2年。
まだまだ動作すると言うのに直ぐに乗り換えると言うのは
少し勿体ないような気もするけど、それほど注目度の高い商品なのです。
エイキ社内でも、Xに乗り換えようか悩んでいる人がいます。
その場合、1~2か月待つ必要があるので
今年中に手に入ればいいのですが。
新しい製品が発売されるのは、とてもワクワクして嬉しい事ですが
少し視点を変えると
新しく売れた分、古く使われなくなったスマートフォンが捨てられてしまうことになってしまいますね。
スマートフォンには、貴重な金属が多く使われています。
このままのペースで売れ続けると、
材料が不足したり、環境汚染に繋がりかねないです。
そこで、登場したのがこの「Liam」というロボット。
このロボットは、全自動でスマホを解体して、分別する事が出来ます。その様子を見てみましょう。
Liam – イノベーションストーリー
スマートフォンがコンベアに乗せられてやってきます。
「!?」
突然、腕のような物がiPhoneを拾い上げます。
これが、全自動スマホ解体ロボットの「Liam」。
吸盤で、画面をサッと剥がし・・・
内部基板と固定してると思わしき「ビス」を取り外します。取り外されたビスは、このようにチューブで吸い上げられて、、、
スイーーー。
分別されます。
SIMカードスロットも取り外されました。爪で摘まむかのようにサッと取り外します。とても器用。
これも、しっかりと分別。なんだかすごく綺麗。
バッテリーも外れ、バッテリーの資源であるコバルト酸リチウムを回収。
カメラも取り外し、金や銅を回収。
じゃらじゃら。
メイン基板を取り外し、銀やプラチナといったレアメタルも回収。
そういえば、2020年の東京オリンピックの金メダルはスマートフォンから回収された金を使うそうです。
全部剥がされて、中身は空っぽに。
iPhoneの筐体は、最後ポストのような箱に入れられました。
ありがとうiPhone。
、、と、このような感じで動画が締めくくられています。
現在の解体業は、人の手作業と重機の組み合わせが一般的ですが
将来は職人をサポートする「パワードスーツ」なんかが出てくると
重機が入れない狭い所でも、大きな作業が出来そうです。
解体業の革命ですね。
未来の解体業はこうしたハイテクなものが当たり前になっていそうです。
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